POST OF THE DAY
February 24, 2026
内装予算の「かける場所」と「抜く場所」
- 「全部100点」を目指さない。内装の「一点豪華主義」
予算が限られている2026年、内装で一番やってはいけないのは「すべての部屋を平均的にグレードアップすること」です。
- 「視線」の優先順位を整理する: 家族が1日の大半を過ごすLDKと、寝るだけの寝室、滞在時間の短いトイレを同じ坪単価で考える必要はありません。
- メリハリの効果: 100箇所を1点ずつ上げるより、1箇所に100点分の予算を投下したほうが、家全体の満足度は劇的に上がります。
- 【投資すべき場所】ここにお金をかけると「注文住宅」に見える
「客人の目に入る場所」と「毎日触れる場所」には投資の価値があります。
- LDKの「壁一面」だけを変える: 全部の壁を塗り壁にするのは高額ですが、テレビ背面やダイニング横の一面だけを「エコカラット」や「天然木」にするだけで、空間の質感が一気に高まります。
- スイッチと取っ手の「触覚」: 安価なプラスチックのスイッチではなく、真鍮やマットな質感のプレートに変える。毎日触れる場所の「質感」は、住み心地の満足度に直結します。
- 照明の「質」と「位置」: 高価なシャンデリアではなく、間接照明や調光機能への投資を。影をデザインすることで、安価なクロスも高級に見えます。
- 【抜く(節約する)場所】プロが教える「賢いコストカット」
逆に、ここは標準仕様(あるいはそれ以下)でも困らないポイントです。
- 個室の収納内部: クローゼットの中は「白の量産型クロス」で十分。扉をあえて付けず、ロールスクリーンやカーテンで代用すれば、建具代が数十万円浮くことも。
- 2階のトイレ・洗面: 家族しか使わない場所は、機能性重視で。デザイン性よりも「掃除のしやすさ」を優先して標準グレードに。
「全部無垢」にこだわらない: 全室無垢床は理想ですが、2階の寝室や子供部屋は「突板(つきいた)」や「シート床」に。歩き心地の違いはスリッパを履けばほとんど気になりません。
2026年のトレンド:予算を抑えて「高見え」させるテクニック
- 「造作」を「置き家具」で代用: 高額な造作テレビボードを作る代わりに、壁に補強だけ入れてオシャレな既製品を置く。将来の模様替えも自由になります。
- ニュアンスカラーの活用: 高価な素材を使わなくても、流行の「グレージュ」や「セージグリーン」などのアクセントクロスを1枚入れるだけで、一気に今っぽさが演出できます。
内装の成功は「計算された妥協」にある
家づくりは、限られた予算という「パズル」をどう解くかです。
「すべてを諦める」のではなく、「ここだけは譲れない」というあなたのこだわりを主役にするために、他の部分を賢く引き算する。その勇気が、結果として「あなたらしい、センスの良い家」を完成させる近道になります