土間のある家
土間のある家というと昔の家というイメージもありましたが、
今では土間の使い道も多様化し、おしゃれな土間のある暮らしをされている方が非常に増えております。
土間とは、家の中にいながらも土足で歩ける場所の事です。
作業場や趣味を楽しむ空間などとして使用されるなど、様々な用途に使う事ができます。
土間がある暮らしのメリットは?
・収納スペースを増やせる
土間収納として活用することで、収納スペースが増やせます。
大家族や靴を多く持っている家族だと、シューズインクローゼットを設けるのがおススメです。
靴に泥がついていたとしても、土間であればあまりに気にする事無く使用できるでしょう。
他にも、自転車やアウトドア用品、釣り道具、スポーツ用品、災害時の持ち出し袋、ペットの散歩に必要なもの、子供の外遊び道具など、外に置いて置くのは心配なものを収納するといいかと思います。
・趣味の空間として利用できる
家の中ではできない趣味や作業も土間であれば気軽に楽しめます。
土間であれば周辺が汚れてしまうことをそれほど気にする必要がなく、掃除も簡単にできます。
DIYや陶芸、絵画、ペットのブラッシング、バイクのメンテナンスなど様々なことに活用できます。
・室内物干しのスペースを確保できる
室内干しのスペースとして利用できる点も、土間のある家のメリットです。
室内干しは、意外に場所が限られます。
そのため、室内で干せる場所は貴重です。
広めのスペースがあればテントなんかも干すことができたりするし、夏場はお庭で使ったプールや、海に行った後の浮き輪なんかも干すことができます。
ただし、室内干しをする際は、換気や湿気対策をする必要があるので注意しましょう。
・子供の遊び場として活用できる
土間のある家だと、子供が遊ぶスペースとして活用できます。
雨の日でも、土間があると外で遊んでいるような感覚を味わえるでしょう。
また走れるような広さの土間であればボールを蹴りあったり、縄跳びなんかも飛べたり、ストレスなく思いっきり遊ぶことができます。
とメリットを上げてみましたが、デメリットは実際どうなのか?
・素材によって費用に大きな差がある
床の素材や工法によって、費用に大きな差が出ます。
ものによって異なりますが、天然石を使用すると床材の材料費は高額になりがちです。
そのあとにタイル、コンクリート、モルタルと続きます。
高価な床材を使用した場合、土間面積が広がればかなり高額になる場合があるので注意が必要になります。
・間取りによっては居住空間が圧迫される
さまざまな用途に使用できて便利な土間ですが、だからといってスペースをとりすぎてしまうと居住空間を圧迫してしまう場合もあります。
土間が充実していても、窮屈な生活を強いられるのでは、すこし間取りを再検討してみる必要があります。
どのように使用しどの程度の広さが必要なのかをしっかり考え、適切な広さを確保するようにしてみてください。
・冬場室内が冷える可能性がある
夏場は涼しく快適な土間ですが、冬場は冷える可能性があります。
主に床材に使用されていることの多いコンクリートやタイルは、冷気が上がってきやすいからです。
なので、冬場でも快適に過ごせるような工夫が必要になってきます。
したがって、冬場でも快適に過ごせるような工夫が必要です。
趣味スペースとして土間を活用する場合は、冬場でも長時間使用できるような寒さ対策を検討してみてください。
快適な土間のある家を実現させるためには、目的に応じて間取りを決める事が重要です。
目的を考慮せず感覚で決めてしまうと、使いづらさや不便さを感じてしまいます。
確実に置きたいものが決まっている場合はそのサイズも確認しながら、土間の間取りを決める必要があります。
土間の活用法はご家族によって無限大にあります。
みんながこうしているからではなく、ご家族が心から住みたいと思えるような家づくりを実現させてください。