キッチン・ダイニング横並びのメリット・デメリット
キッチンとダイニングを横並びにした間取りは、おしゃれにも見え、かつ家事動線の短縮にもなり、とても人気のあるレイアウト一つです。
実際に伊地知組で建てたオーナ様の施工事例を見ながら、メリット・デメリットをお伝えしていけたらと思います。
そもそもキッチン・ダイニング横並びとはどんな間取りなのか?というと、
“コンロ・シンク・ダイニングテーブル”の3つが横一直線に並んだレイアウトの事をいいます。
横並びのレイアウトのメリットは実際にどんな事があるでしょうか?
①料理の配膳・下膳が楽にできる
キッチンとダイニングが隣り合わせになるため、料理の配膳・下膳が楽になります。
数歩横に移動するだけでお皿を運ぶことができるようになります。
キッチンの正面にダイニングテーブルがある場合、キッチンをグルっと周って料理を運ばなければいけないので、家事を効率的にするにはぴったりの間取りになります。
②食材などを一時的にダイニングに置ける
キッチンの調理場が食材などでいっぱいになってしまったとき、すぐ横にあるダイニングテーブルへ一時的に置くことができます。
また食材を置いて冷蔵庫にしまおうとする場合、しゃがんだりする必要がなくなるので、体への負担も軽減されます。
③ダイニングとキッチンの距離が近いため、家族とコミュニケーションがとりやすい
料理をしながら、ダイニングテーブルで子供が勉強をしていれば様子を確認しやすくなります。
キッチンの前にダイニングテーブルがある場合、子供の手元が見えにくいこともあるので、勉強の時や、一緒に料理をする場合なんかもダイニングテーブルを使ってする事ができます。
④冷蔵庫が近い
キッチンとダイニングが横並びだと必然的に冷蔵庫との距離も近くなります。
冷蔵庫までの動線が近いと、食事中に必要になった調味料や飲み物を取りに行きやすいです。
小さなストレスかもしれませんが、それが解消されるとなると嬉しいですよね。
⑤キッチン前のスペースを有効活用できる
・キッチンの前をリビングにしてコミュニケーションがとりやすい間取り
・キッチン前をカウンターにして子供の勉強スペースに
・キッチン前を収納にしてしまう
など色々な活用方法があります。
自分のお気に入りの空間を見えるようにして楽しむのも一つ、
家族に合った使い方を見つけてスペースを有効活用させてくだだい。
と5つのメリットを上げてみました。
暮らし方によってはまだまだたくさんのメリットがあると思います。
ではデメリットを上げるとしたらどんなところがあるのか?
①キッチンまでの距離が長くなる
キッチンとダイニングをピッタリくっつけてしまう場合、ダイニングをグルっと周ってキッチンへ行かないといけなくなる為、動線が悪くなってしまします。
②ダイニングに水が跳ねてしまう
キッチンがすぐ横にあるので、シンクの水が飛び跳ねてしまう事があります。
天板がフラットなキッチンにする場合はより飛び跳ねる可能性があるので、気になる方はなにか対策が必要になってきます。
③子供の手が届く
ダイニングが横にあるとそこで子供が立ち上がってしまったりすると、キッチンにすぐ手が届いてしまいます。
子供が小さいうちは離れた場所に座らせる等、工夫が必要になってきます。
と3つのデメリットを上げてみました。
キッチンとダイニングの横並びのレイアウトにするとおしゃれで・機能的な空間を創り上げる事ができますが、ある程度の広さは必要になってくるのと、生活動線も長くなる可能性もでてきます。
しっかり、メリットとデメリットを検討して、家族に合ったプランを考えてみてください。