トイレの扉を全開放する?!
トイレの扉は必ずしまっているもの。
そうする事が当たり前のように扉をしめるのが習慣になっている方がほとんどなのではないでしょか?
もしトイレの扉を開けるという選択肢があるとしたら・・・
じつは間取りの幅がぐんと広がったりしちゃうんです。
トイレの扉は常に閉めるものだと思っている方、全開放にしてみた場合のメリットをご覧いただき、ほんのちょっとでも参考になればと思います。
風水的にはトイレは「不浄の場」
古来よりトイレは悪いもの「邪気」が出てくる場所とされています。
風水でも陰の気が溜まる「不浄の場、不浄の空間」と言われ、古くは家の中にトイレを作ってはならないとされていたほどです。
邪気の発生源となるトイレは、残念ながらどの方角にあっても吉にはなりません。
さらに、トイレの汚れが酷かったり、トイレの悪臭(臭気)が家中にまわると、途端に悪運が充満します。
トイレの臭気が、悪運の連鎖、負の連鎖の原因だったりもします。
特に、金運、健康運、子供の成長、子宝、仕事運に悪影響を及ぼします。
トイレを「清潔に保つ」ことを心掛けることが大切といわれています。
風水的に良いトイレとは?
風水的によいトイレにする方法は、「掃除と換気と浄化」の3つです。
3つに共通するのは「トイレを清潔に保つ」ことです。
また、水洗トイレでも便器の中の水は汚水として捉え、「邪陰」の気を発していると考えます。
そのため、「トイレのフタはいつも必ず閉める」ことで邪陰の悪気を封印できます。
フタを閉めておけば、トイレ内の湿気を防ぎ、暖房便座の省エネにもつながりますので一石二鳥です。
ニオイ対策も重要
トイレの悩みといえば、ニオイ問題が一番ではないでしょうか。
そのニオイの原因となるのが尿などから発生するアンモニア。
アンモニアは悪臭の元。
悪臭は邪陰となって災厄を運んでくるとされているため、トイレのアンモニア対策をシッカリしておくことは、風水的にとても大切なポイントとなります。
芳香剤などで悪臭を消しても、そもそも「ニオイ」がすること自体がNG。
ニオイの原因となりやすい、床と便器のスキマ、便器と便座のスキマ、便座とフタのスキマを丁寧に掃除すること、要するに先ほどもお話したトイレを「清潔に保つ」ことが重要なのです。
トイレの扉、全開放のメリット
てここまでトイレの風水についてお話しましたが、タイトルとなっている「トイレの扉を全開放する?!」についてお話していきます。
トイレの扉を開けておくのは風水では厳禁です。
家に溜まった悪い気が、トイレにどんどん流れ込んでくるからです。
ですが、トイレの扉を全開放することで得られるメリットがあります。
①トイレの窓で廊下などが明るくなる
間取りを考える際、どうしてもトイレの場所は日当たりのあまりよくない場所へ配置しがちです。
そのため、トイレの前の通路も必然的に暗くなりやすくなります。
ところがトイレの扉を全開放すると、トイレの窓からの陽光で廊下や洗面所が明るくなります。
トイレの扉を常に閉めておくと、トイレ前の暗さ回避のために照明での明るさを考えたりすると思いますが、扉を全開放しておけば、昼間は照明要らずです。
②子供のトイレ“怖い”を回避
トイレは家の中でも一番と言ってよいほど狭い空間です。
トイレの扉が常に閉まっていると、子供はあの扉の向こうは壁に囲われていて狭く、少し薄暗い、と恐怖を感じる場所になるようです。
未使用時にトイレの扉が常に全開放していることで、いつでもトイレ空間が視界に入り、また窓からの陽光のお陰で明るく感じられ、子供の「トイレが怖い」という意識を減らす効果が期待できます。
③閉じ込められるリスク回避
1人で家に居る時や1人暮らしの方は、災害時や鍵の故障などでドアが開かなくなりトイレに閉じ込められたというハプニングを聞くことがあります。
家族が家に居る時であれば何とかなるかもしれませんが、1人の時は使用中でもトイレの扉は全開放の方が閉じ込められるリスクからは回避されるかも知れません。
④点けっぱなし・出しっぱなし回避
明るいのに昼間から電気を付ける方は、結構います。
電気を点けているかどうかは扉にある明り窓から分かりますが、正直昼間は分かりにくいです。
外出から帰ってきてトイレに入ったら電気が点いていた…(ずっと点いてたの!?)なんて経験のある方も多いのではないでしょうか。
トイレに手洗いを設置している方も同じです。
トイレに入ったら水がタラーと出てる…(水道代が!?)なんて経験ありませんか?もちろん、電気も水道も自動タイプにすればこの問題は解消されますが、扉が全開放されていると、誰かの目に留まり点けっぱなしも出しっぱなしも回避できます。
⑤見せたくなるトイレ
家の中でも殺風景に、生活感満載になりがちなトイレスペースですが、最近はトイレこそ見せたい、自慢の空間にしたいという方が増えつつあります。
お部屋のコーディネートは苦手な人でも、トイレの小さな空間なら気軽にチャレンジできるのも魅力です。
家族みんなが1日に何度も訪れるトイレ、さらに腰を据えてゆっくりする方も多いトイレだからこそ、インテリアにこだわっておしゃれで落ち着ける空間がつくれると嬉しいですよね。おしゃれなトイレ空間をつくれたら、扉を閉めておくなんてもったいない!トイレがお洒落な家は扉全開放の方が多いようですよ。
風水で良いものを取り入れよう
トイレの扉を全開放するメリットを3つお話しましたが、トイレの扉を開けておくのは風水では厳禁なわけです。
ですが、風水的によいトイレの「掃除と換気と浄化」の3つ、トイレを「清潔に保つ」を出来ていなければ、結果的には邪気が発生してしまうわけですので、トイレの扉を全開放しつつ、トイレを綺麗に保つことで、プラスマイナスゼロになるのではと考えます。
そもそも、トイレが綺麗じゃなければ、扉を全開放しておくのは、嫌かもしれませんね。
もっとトイレを良い空間にするために、トイレに良いとされるものをいくつかご紹介します。
①お香を焚く
お香を焚くことは、清めの意味、邪気祓いの効果があります。
朝起きて、まずお香を焚くと空間の気が清らかになり、気持ち良い1日を始められるでしょう。
香りは空気の浄化に効果的なラベンダー、浄化に欠かせず、儀式の際にその場を清めるために使われていたホワイトセージ、身体がだるく、重たいと感じているときにも取り入れたい爽やかな香りのミントが特におすすめですが、自分の好みの香りで良いでしょう。
②観葉植物を置く
風水で観葉植物は、浄化の効果があると考えられており、悪い気が溜まりやすいトイレには、浄化作用のある観葉植物が効果的です。
観葉植物が効果を発揮してくれるのは、日が当たり、窓があるトイレです。
日当たりが悪い…、窓がない…トイレであれば、日当たりが悪くても大丈夫な観葉植物を置きましょう。
飾り物の観葉植物などの造花は死花であり負を発しますので邪気の発生を強くします。
ドライフラワーも同じくおすすめしません。
③写真や絵を飾る
風水的に写真や絵を飾ることは良いとされています。
ですが、家族やペットの写真や絵はNG。
トイレは不浄の場です。
最悪、家族の健康運ダウンに繋がるのでやめましょう。
トイレに飾るなら陽の気を得られる太陽、生気を得ることができる花、気分が明るくなるものが風水的には効果があります。
「陽の気」を増やし、トイレの陰陽を整えましょう。
いかがでしたでしょうか?あくまでも「トイレ未使用時に扉を全開放がアリな理由」です。
決して使用中に扉全開放ではありません(そんな方も一定数いるようですが)。
もちろん普段から閉めておくので問題はないと思います。
トイレもオープンなスペースにして家づくりをすすめるのも新しい方法になるのではないでしょうか?
賛否両論あるとは思いますが、こういう考えもあるのかという参考にしてみてください。